青森山田のキャプテンDF山本虎は後期への意気込みを口にした(写真=AOMORI GOAL)

 後半だけで15本のシュートを打ち込んだ青森山田に対し、旭川実は中断期間明けからゴールを守るGK31イルング侑良が何度となく好セーブを見せるも、シュート0本に抑えられ反撃は叶わず。この結果3-1でホームの青森山田が勝利し、勝点3を追加して首位をキープした。

 正木昌宣監督は試合を振り返り、「インターハイや夏の合宿を挟んだ後で、90分ゲームも7月9日以来でしたので、体力的にも、そしてこのプレミアの強度や緊張感のところを取り戻すのに若干時間がかかったかなと思います。前半は思うようなゲーム展開ではなかったですけど、後半だいぶ慣れてきて、山田らしくシュート0に抑えて相手を圧倒するということはできたのかなと思いますので、後半は評価できるかなという感じがします」と語った。

 三冠の最初のタイトルを獲りに挑んだインターハイで3回戦敗退。その後参加した和倉ユース大会、地元開催の青森ユースサッカーフェスティバルでも望んだ結果は得られず、青森山田にとっては苦い思い出となったこの夏。キャプテンのDF4山本虎は、「夏、負けという悔しい思いをしたなかで、後期はプレミアリーグでも選手権でも1回も負けないチームを作ろうということで入りました。前半不用意な失点してしまったんですけど、焦れずに絶対取り返して勝ち切ろうと話をしていたなかで勝ったのは良かったと思います」と話した。

 次節、プレミアリーグ第13節は9月10日、首位の青森山田は9位・横浜F・マリノスユース(神奈川)とアウェイで、最下位脱出を目指す旭川実は6位・前橋育英(群馬)とホームで対戦する。

(文・写真=AOMORI GOAL)

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