ゴールを決めたFC東京U-18のMF伊藤ロミオ(写真=志水麗鑑)

 前半は劣勢の時間が長かったFC東京U-18は、後半に入ると反転攻勢に出る。攻撃ではパスをつないでポゼッション率を高め、守備に転じれば球際を激しく戦いボールを即時奪回。試合の流れを引き寄せかけていたが、最終局面でゴールをこじ開けられない。

 すると柏U-18がワンチャンスをモノにする。51分、ゴール前でMF田村からの浮き球パスを受けたMF19吉原楓人(2年)が、巧みなタッチから右足を振り抜き、華麗にネットを揺らした。

 勝ち越しに成功した柏U-18は、勢いを取り戻し再びゲームの主導権を握る。64分にはペナルティエリア内右側でクロスを収めたFW9近野伸大(3年)が、右足シュートでダメ押しの3ゴール目を奪った。

 さらに柏U-18が畳みかける。テクニックとコンビネーション、そして局面でのスピードと力強さを駆使して敵陣に押し込む。すると75分には、ゴール前のセカンドボールを詰めた途中出場のFW18ワッドモハメッドサディキ(2年)が得点をマークした。

【次のページ】 第17節 柏レイソルU-18 vs FC東京U-18(4)

▽高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2023 EAST
高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2023 EAST