昌平 vs 青森(写真=古部亮)

 青森山田の正木昌宣監督は、前半に元気がなかったイレブンに対して「全員が黒子に徹しないと後悔する結果になるぞ」と発破をかけてピッチに送り出す。

 後半に入ると青森山田はギアを入れてゴールを狙いに行く。両サイドやDF3小沼蒼珠からのロングスローなど幾度となくゴールチャンスを作るも、目の前での優勝を阻止したい昌平DF4佐怒賀大門、DF20坂本航大のセンターバックを中心とした守備陣に阻まれゴールネットを揺らすことができない。

 スコアレスのまま終盤に迎えた一戦は83分に均衡が破れる。昌平は、途中交代で入ったMF13三浦悠代が前線で粘り、後ろから入ってきた土屋へ渡しペナルティーエリアに侵入すると、前に出てきたGKに倒されPKを獲得。これを自ら蹴り込んで先制点を奪取した。さらに、その5分後に再び昌平は土屋がPA内に侵入し左サイドでフリーになっていた三浦に合わせて追加点を奪う。

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