MF11志賀小政が右サイドから好機を量産(写真=会田健司)

 すると28分、右サイドを縦に仕掛けた志賀が低いクロスをゴール前に送ると、走り込んだ神田がDFに当たってこぼれたところをねじ込みゴールネットを揺らす。

 サイド攻撃から先制した静岡学園、今度は中央から崩す。33分、バイタルエリアでMF5福地瑠伊からパスを受けたMF10高田優が「いい形で前を向けて、神田が引っ張って空けてくれたスペースにワンツーでキレイに入れた」と神田とのワンツーでボックス内中央に侵入すると、そのまま左足を振り抜きシュートを突き刺した。

 一方の履正社はMF20木村有磨がカットインシュートやドリブル突破をみせ、FW11宇都宮翔菜太もシュートを放ったが、単調な攻撃で厚みが出ず無得点で前半を終える。

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