そして、敵陣に入ってから攻撃で違いを見せたのが、梅木と同じくJ3今治への来季加入が内定しているFW10横山夢樹(3年)。15分のドリブルシュートは相手GKに弾かれ、直後の16分に放った強烈ショットはクロスバーを叩いたものの、仕掛けのクオリティは際立っていた。

 対する東京Vは、帝京にボールを握られたものの、ハイプレス&ショートカウンターで対抗。敵の最終ライン裏を狙う意識が高く、20分には相手DFの背後を突いたMF8井上寛都(2年)が絶好機を掴む。しかし、フィニッシュの精度に欠き、得点を決められなかった。

 一方、しぶとくパスをつなぎゲームの主導権を握った帝京は37分、同点弾を奪う。右CKを獲得すると、キッカーはDF2竹内大地(3年)。インスイングで巻いたボールで、直接ネットを揺らした。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 関東1部
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