アルビレックス新潟U-18 vs 星稜
後半も主導権は星稜。2分、11分と決定機を迎える。だが、新潟U-18はGK内山翔太が好セーブでしのぎ、追加点は許さない。14分。新潟U-18は石山がマークを剥がして右に展開。パスを受けたMF小林章馬が中央に折り返すが、これはFW長谷川紡に一歩合わない。18分には星稜の鋭いカウンターからピンチを迎えるが、山倉がゴールライン上でクリアする。その後も星稜の猛攻を受け、22、23分と立て続けにシュートを許すが、内山がゴールを死守する。
新潟U-18は次々と選手を入れ替えて攻撃の侵入ルートを探すが、星稜の連動した守備、球際の激しさの前にフィニッシュゾーンまでボールを運べない。32分には石山が右サイドを切り裂いてクロスを上げるも星稜GK橋本育磨がキャッチ。後半アディショナルタイムには安田が右クロスを送るが、これも星稜の橋本に防がれた。スコアはこのまま動かず星稜が1-0で勝利。新潟U-18はホームで手痛い敗戦となった。
新潟U-18は石山が4月24日に来季トップチーム昇格が決まっていたが、今月7日にMF大竹優心主将の昇格も発表された。来季のプロ入りが決まってから初の公式戦となった大竹。中盤の底で攻守に動き回ったが、この日は勝利がついてこなかった。「球際、この日の一戦に懸ける気持ちの強さで相手の方が上回っていた」と悔しがった。内田潤監督も「今季ワーストゲーム。何も示すことができなかった」と厳しい言葉を並べた。
上位2チームが勝ち点3を上積みし、3位新潟U-18と2位日本文理の勝ち点差は5に広がった。リーグは残り5節。次節9月23日はアウェーで富山第一(富山)と戦い、同30日の15節にはホームで日本文理との上位直接対決が控える。プレミアリーグ参入戦への出場権は2枠。「(日本)文理に勝てばチャンスはある。練習の強度、パスコンの意識から全員で見直し。全部勝つ」と大竹。負けはもう許されない。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 北信越1部
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