山口U-18は昨年に小林慎二監督が就任してステップアップを続けている。昨夏の日本クラブユースサッカー選手権で県リーグを戦うチームとして唯一ベスト16へ勝ち残ってみせると、山口県1部リーグをぶっちぎりの強さで制した後にプリンスリーグ中国プレーオフ昇格戦にも勝利。今年のプリンスリーグの初出場の権利を勝ち取った。

 そして、今年のチームは2年生、1年生も試合に絡んでいるなかで、第4節の立正大淞南戦ですでに初勝利を掴んでいる。小林監督は「私たちが力的に一番下だと自覚しています。身体も小さいのでどこのチームとやっても競り合いのところでは勝てない」と話すも、「だからこそ、チーム全体で1つのボールをうまく動かして勝点を取っていきたい」と目を光らせており、作陽戦でも10番の末永透瑛(3年)と11番の井平幸輝(2年)を中心としたパスワークで何度もゴールを脅かすチャンスを作り出している。

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▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2023 中国
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