浦和東 vs 細田学園

 細田学園は後半終了間際の39分、CKのチャンスを作るとGK1米山巧馬(2年)を前線に上げて攻撃を仕掛けると、途中出場のFW13紙岡英跡(3年)が混戦からボールをマウスへと押し込み、土壇場で試合を振り出しに戻す。

 延長戦に入っても押し込む細田学園、耐える浦和東。しかし延長後半終了間際、浦和東はセットプレーからボールを押し込みゴール。劇的弾かと思われたが、しかしハンドの判定で得点は認められず。試合はPK戦へと突入する。

 浦和東はPK戦に備え、延長後半終了間際にGK22結城圭太(3年)を起用。この采配が見事に的中する。結城は細田学園の1人目と2人目を立て続けにストップ。対する浦和東は3人目までが全員成功させると、細田学園の4人目が枠を外し試合終了。

 後半終了間際に追い付かれながらも集中力を切らさず、粘り強く戦った浦和東がPK戦を制し、準決勝へと駒を進めた。

(文・写真=風間久志)

▽令和5年関東高校サッカー大会埼玉予選
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