聖和学園 vs 佐野日大(写真=河野正)

 前回3位の佐野日大は後半3分にMF小林拓真(3年)が中距離砲を放ち、7分にも小林が右クロスに合わせたが、いずれも枠外だった。23分には長身FW櫻井夢叶(2年)が右クロスから打点の高いヘディングシュートを放ったが、これも決められなかった。

 聖和学園の中山渉吾コーチは「一人ひとりの長所を引き出し、テクニックを重視したチームをつくるのが加見(成司)監督のやり方で、私は昨年からトップチームでお手伝いさせてもらっています」と話し、「うちは技術を大切にしていますから、ここへのこだわりがあり、ドリブルを使いこなすのも当たり前になっています。子どもたちもやりたいでしょうから」と笑顔で説明した。

 一方、今大会の佐野日大は予選リーグ2分け2敗の未勝利に終わった。海老沼秀樹監督は「シーズン前の大切な時期に強いチームも何試合もできて良かった。結果は出せませんでしたが、課題を少しずつ克服していきたい。この4試合だけでも収穫はありました」と話し、「県のリーグ戦が4月9日から始まりますので、しっかりチームを整えていきたい」と今後を見据えた。

 (文・写真=河野正)

▽第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル