浦和レッドダイヤモンズユース vs 浦和西(写真=多田哲平)

 後半に入っても大勢は変わらない。浦和ユースがボールを握りつつ、浦和西が淡々とカウンターの隙をうかがう。もっとも、よりゴール前に進入する回数が多かったのは浦和西だった。

 とりわけFW14高原寛太(新3年)のドリブルは効果的。密集地帯を苦にせずに切り抜け、何度も浦和ユースのゴールに迫った。

 しかし結局どちらもゴールは奪えずスコアレスで前後半の50分が終了。決着はPK戦に委ねられた。

 PK戦では先行の浦和ユースの3人目が失敗したが、決めれば勝利を確定できた浦和西の5人目のキッカーも枠を外してしまい、4-4でサドンデスへ。勝負が決したのはサドンデス突入直後の6人目。先行の浦和ユースが成功したのに対し、後行の浦和西は失敗。浦和ユースが5-4で接戦を制した。

(文・写真=多田哲平)

▽第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第42回浦和カップ高校サッカーフェスティバル