日体大柏のDF岡野隼眞はミドルシュートで逆転ゴール(写真=志水麗鑑)

 後半に入っても茂原北陵がハイプレスの強度を緩めない。日体大柏のパスサッカーに食らいつき、横に揺さぶられても統制された守備ブロックを築いた。

 日体大柏は相手の堅守に手を焼いたものの、53分に逆転弾を奪う。DF4岡野隼眞(3年)が豪快に左足を振り抜き、強烈なミドルシュートをゴール左上に決めたのだ。

 さらに63分には味方とのコンビネーションから右サイドを切り崩したDF須田が、カットインからサイドチェンジ。ラストパスを受けたFW10片野拓久(3年)はワントラップから正確なシュートでネットを揺らした。

 リードを広げた日体大柏は終盤、相手を圧倒。追加点はなくても流麗なポゼッションサッカーは圧巻だった。先制点を許した前半こそ苦戦を強いられたが、終わってみれば3-1で茂原北陵に快勝した。

(文・写真=志水麗鑑)

▽令和5年度関東高校サッカー大会千葉県予選
令和5年度関東高校サッカー大会千葉県予選