長岡大手 vs 帝京長岡
さらに攻撃のギアを上げた後半は、4分に野村が右足ミドルで6点目。7分にMF和田陸が7点目。8分にはMF浅井隼大の右クロスから安野が8点目。15分には野村が9点目。16分は安野が続き、18分には再び野村が11点目。26分に左CKから1点を返されたが、27分に野村が12点目を奪い、ゴールショーを締めくくった。
2トップの一角として5ゴールを奪った野村は4週間前に左膝を脱臼。痛みは少し残るが「休むより試合に出たい気持ちが勝った」とサポーターを巻いてフル出場した。「部員は140人以上。毎試合がアピールの場。1分1秒を無駄に出来ない」。独特のリズムで進むドリブルと、両足から放つパンチ力のあるシュートを武器に攻撃をけん引した。
連覇を狙う帝京長岡は多くの主力を温存し、6月3日の準決勝を迎える。相手は総体県予選初の4強進出を果たした上越と対戦する。野村は「まずはチームとして1対1の強度で上回る。自分たちのサッカーをして圧倒する」。谷口哲朗総監督は「一戦必勝は変わらない。上越さんはチームを立ち上げて少しずつ成長して来た。簡単ではない。選手にハッパをかけ、準備を進めたい」と気を引き締めた。
▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選