DF高橋力也ら流通経済大柏の守備(写真＝多田哲平)

　11分には右サイドの12からのクロスに柳が頭で合わせてゴールを脅かし、26分と29分には山野が立て続けに鋭い抜け出しで敵陣深くに攻め入った。

　前半は無得点で終了したが、後半も主導権を掌握。MF8古川結翔(3年)とMF6中田旭(3年)の2ボランチを起点にサイド攻撃を展開する。

　先制点は43分。左サイドを連係で崩すと、途中出場のMF14道白優斗(3年)のクロスをペナルティエリア内で受けたMF10柚木創(2年)が冷静なファーストタッチから右足を振り抜き鮮やかに決めた。

　さらに56分には追加点。右CKで生まれたゴール前の混戦から最後は中田が右足で押し込んだ。

　その後は千葉明徳に反撃を受けながら、これをDF4塩川桜道(3年)とDF5高橋力也(3年)のCBコンビ、GK1土佐昂清(3年)を中心にはね返していく。

　すると77分にはMF14道白優斗(3年)が敵陣中央からミドルシュートで3点目を叩き込んで勝負あり。流通経済大柏が3-0で勝利しし、決勝進出を決めた。作られた決定機は、裏を取られてシュートを浴びた前半40分のシーンくらいで、危なげのない快勝だった。

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