優勝候補の市船が難敵・八千代を圧倒!大量5得点で決勝進出

市立船橋イレブン(写真=小室功)

 プレーの強度やダイナミズムという点で、一枚上手の市立船橋が難敵の八千代を圧倒した。後半に怒涛4得点を加え、ねじ伏せた。

 とはいえ、序盤の市船は今ひとつリズムに乗りきれなかったのは確か。両サイドのオープンスペースにボールを供給し、最終局面への入り口を作るものの、その先にまで攻撃を広げられなかった。「相手の粘り強さもありましたが、ちょっとしたところで慌ててしまい、自分たちがやろうとしているサッカーができませんでした」と、チームを率いる波多秀吾監督は振り返った。

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 そうこうしているうちに、先に試合を動かしたのは八千代だった。ドリブルの得意な左MF7西村元汰(3年)の仕掛けからPKをゲット。この好機を着実にものにする。キッカーはキャプテンを務める右SB8吾妻蒼太(3年)だ。市船GK1ギマラエス・ニコラス・ロドリゲス(2年)の逆をつき、ゴール右に落ち着いて決めてみせた。

 だが、その2分後、市船が同点に追いつく。右SB2佐藤凛音(3年)が右タッチラインからロングスローを入れると、ニアサイドで左SB3内川遼(3年)がすらし、FW15久保原心優(2年)がヘッドで詰めた。

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