連覇を狙う昌平がベスト4進出を決めた(写真=多田哲平)

 24分の右CKでは、MF7土谷飛雅(3年)のキックからDF5石川穂高(3年)が打点の高いヘディング弾で加点。さらに32分、右サイドを突破した前田のクロスから、最後はFW9小田晄平(3年)が決めて3点目。昌平は3-0で試合を折り返した。

 ところが後半早々は受けに回る。44分、左CKの流れからバーにはね返ったボールをMF8貮百免稜也(3年)にダイレクトで押し込まれ1点を返されると、46分にはカウンターからFW10玉城昊輝(3年)に一気に持ち運ばれて失点。1点差に詰め寄られた。

 それでも相手の反撃ムードを断ち切る。立役者はキャプテン石川だった。58分、土谷が入れた左CKからニアサイドでヘディング弾を見舞いチームに4点目をもたらすと、67分の右CKから再び土谷のキックを今度はファーサイドでダイビングヘッドで合わせて5点目までもたらした。石川はこれでハットトリックを達成。

 一気にリードを広げた昌平はその後も攻め手を緩めず、72分に左サイドを突破したMF11長璃喜(1年)のゴールで6点目をゲット。6-2と突き放しそのまま勝利を収め、ベスト4へと駒を進めた。6月14日の準決勝では浦和南と対戦する。

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