明星学園DF5森楓馬(3年)

 対する日大鶴ヶ丘は、守備に費やす時間が多いものの、攻撃に転じればスピーディーな攻撃でチャンスを伺う。すると20分、日大鶴ヶ丘が右サイドに大きくサイドチェンジしてからアーリークロスを送ると、FW10蔵田悠(3年)が冷静にネットを揺らし同点に追いついた。

 同点にした日大鶴ヶ丘も攻撃が機能し始め互角の展開を繰り広げる。

 しかし、34分に明星学園がMF10村松晴登(3年)のゴールで再びリードすると、37分にもMF6寺尾陸(3年)のシュートがディフレクションでコースが変わり追加点。日大鶴ヶ丘を突き放した明星学園が3-1と2点リードでハーフタイムを迎えた。

 後半始まり、巻き返しを試みる日大鶴ヶ丘が序盤から押し込む。しかし後半6分、明星学園はFKのリスタートからMF10村松晴登(3年)がミドルシュートをネットに突き刺し、不穏な流れを断ち切る。

 その後も、さらにリードを広げようと明星学園がゴール前に迫るが、逆に同26分に日大鶴ヶ丘はMF7高橋勇気(3年)が中央やや左の位置のFKを直接決めて1点を返すと、同34分にもCKからMF11磯木稜生(2年)が得点を決めて1得点差に詰め寄る。

 日大鶴ヶ丘の勢い攻勢で得点差を縮められた明星学園だったが、同35分にカウンターからFW17太田憲伸(3年)がループシュートを決めて5-3とした。

 明星学園が日大鶴ヶ丘に追い上げられプレッシャーかけられるも、最終的には2点差で勝利。2次トーナメント2回戦へと勝ち進んだ。

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選