FW平原健吉は決勝ゴールを奪った(写真=矢島公彦)

 守っては、ボールを奪えば鋭いカウンターを展開してくる実践学園の攻撃を出足の素早い囲い込みで遮断した。

 0-0で迎えた後半は攻勢を強める。右のDF2山口拓士(2年)、左のDF3矢島脩大(3年)の両SBが積極的に上がって攻撃に厚みをもたらせば、MF6横地亮太(3年)、MF10外山朔也(3年)、MF8笠原麻守(3年)の中盤3枚は流動的にポジションを変えながら攻守に奔走した。

 すると60分、左サイドを抜け出したFW11冨永創(3年)のマイナスのクロスからMF7佐藤漣(3年)がシュート。それを相手DFがブロックしたところに後半から出場のFW16平原健吉(3年)が詰めて先制点を奪取した。

 その後は実践学園の攻撃を凌ぎながら、カウンターで追加点を狙っていく。ここでも運動量豊富にスペースを潰した中盤の働きが効いていた。またGK1新渕七輝(3年)は果敢な飛び出しでゴールに立ちはだかった。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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