後半開始と共にペースを握ったのはやはり駒澤大学高等学校だった。
51分、駒澤大学高等学校は好位置でFKを獲得。壁に味方選手を配置しての見事なトリックプレーから、キーパーの逆を取った見事なフリーキックが決まる。キッカー7番村上が振りぬいた左足シュートはゴール右隅に鮮やかに突き刺さる。
更に71分駒澤大学高等学校、右サイドでボールを得たMF11番栗原信一郎が1対1の突破から強烈なシュートを放つ。キーパーが1度は反応するも、弾いたボールに詰めていたFW18番由川航也がゴール。2-0とリードする。
74分には、駒澤大学高等学校MF10番矢崎が独力で3人をドリブル突破し、強烈なミドルを放つ。しかし、これはゴール僅か上にそれる。
82分には、クロスに合わせた駒澤大学高等学校FW18番由川のシュートをGK和田が弾くも、エース10番矢崎が詰めて冷静に3点目となるゴールを決める。
結局このまま駒澤大学高等学校が3-0で勝利し初戦を白星で飾った。
後半立ち上がり、何度かテンポよく繋いだカウンターを見せた帝京であったが、最後まで相手ゴールを割ることが出来なかった。退場者を出し数的不利を強いられながらも、GK和田やDFリーダー青木涼を筆頭によく守ったが、最終的には駒澤大学高等学校の力強い攻撃の前に屈する格好となった。
(文・石津大輝)