後半に入り、よりいっそう雨が強くなったが、両チームとも大きな声を出し合いベスト4へ進むための気持ちを見せ、後半が始まった。
まず攻め立てたのは後半の10分。実践学園のMF川村彰良がスルーパスで上に抜け出す。しかしここは都立駒場のDF高木晴が見事なスライディングでシュートブロックした。
続く後半の25分。都立駒場のフリーキック。ハーフウェーライン付近から一気に前線に入れたボールは、惜しくも実践学園のディフェンダーにはね返される。1点を守り切ろうとする実践学園。終盤になっても運動量は落ちず、都立駒場にチャンスを与えない時間が続く。
勝利を確実にしたい実践学園は37分、 なかなかシュートチャンスまでいかなかったが都立駒場がディフェンスの隙をついて3対3のチャンスに持ち込む。相手ディフェンスの間を縫った、斜め45度からのミドルシュート。しかしここは都立駒場のGK中村寛之が何とかキャッチ。
一進一退の攻防が続いたが、ここでホイッスル。
実践学園が序盤の1点を守り抜き、都立駒場に1-0で勝利し4強進出。準決勝進出を果たした実践学園は、23日に今冬の選手権全国8強の駒澤大学高等学校と関東大会出場権をかけ負けられない戦いに挑む。
(文・写真 編集部)