平塚湘風のFW池田善は2得点(写真=多田哲平)
しかし後半が始まってわずか3分。自陣ゴール前に放り込まれたボールをクリアしたが、これに反応した相手FWの池田にゴールを許してリードを与えてしまう。
この失点をうけて浅野は猛反撃を開始。MF10秋山好汰(3年)が中盤から積極的に前線に飛び出してゴールを狙えば、FW安藤は果敢なドリブルで打開を図った。
すると54分、ペナルティエリア右へと持ち運んだFW20筧太樹(1年)がゴール左に打ち込みゲームを振り出しに戻す。
2-2のまま後半の35分も終了し、勝負は延長戦に突入。勝ち越し点が生まれたのは延長前半6分。右サイドのクロスに、ゴール前に走り込んだMF4関根光(2年)がヘディングで合わせ、浅野が再びリードを得た。
そしてその後は、平塚湘風の攻撃をシャットアウト。見事3-2で競り勝った。
勝利した浅野は17日の2回戦へと駒を進めた。
一方で敗れた平塚湘風も1、2年生が主体でありながらよく戦った。唯一の3年生であるDF22櫻井翔太(3年)は最終ラインで体を張り、2ゴールのFW池田は鋭い動きで相手の脅威に。GK1永尾翔(2年)は好セーブを見せた。
(文・写真=多田哲平)
▽第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選