光明相模原 vs 日大高(写真=佐藤亮太)

 「メチャメチャ疲れる試合だった」

 光明相模原・中村航綺監督。「(日大高が)前から来ることはわかっていたので、こちらがどれだけ相手を剥がせるか、また、つなぐ相手に対して80分間、どれだけ前線から追えるかがポイントだった。選手はタフに粘り強く戦ってくれた」とイレブンをねぎらった。

 ゼロで抑えられた要因をGK1田中類樹は「守備ラインが集中していた。後半、ピンチのシーンが多かったが、ゴール前を固めて無得点でという意識でやっていた」と守備の堅さを挙げた。

 きょうの試合はなんといっても殊勲は決勝点をあげたDF4古澤。

 センターバックながら170センチ前後と小柄だが、パッと見、ラグビーか、あるいは柔道、空手などの格闘技経験者のような屈強な身体つき。

 「競り合いでは誰にも負けない自信がある」と自負するように制空権を握り、自慢のフィジカルで対人の強さを見せつけた。

 完封の要因を「FWが前から追っかけてくれた。あとは後ろで守るだけ」と話すとともに「この2週間、どのくらい走ったかわからないくらい、ぶっ倒れるくらい走った。その成果が出た」と語った。

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