湘南工大附 vs 座間(写真=佐藤亮太)

 また室井雅人監督は「セットプレーに気をつけよう」「後半、しっかり入っていこう」と指示を出し、選手を送り出したが、そう簡単ではなかった。

 座間、後半2分、フリーキックのチャンス。DF2清水律樹が直接フリーキックを決め、同点。ゲームは振り出しに戻った。

 それでも自慢の攻撃を駆使し攻めに攻める湘南工科。22分、右サイドMF2栗林のクロスにFW11大西涼太が合わせてシュートを放つも、ここは座間GK1中村翼が好セーブ。さらに26分にもFW10中山陽輝の浮き球のパスをふたたびFW11大西がシュート。これは枠外。37分にはDF4小林智輝のパスから途中出場のFW17山内蓮生のシュートが決まったかに思われたがオフサイドの判定。歓声と溜息が入り混じるなか、座間のカウンターが発動。DF7小峰健太郎がペナルティエリア内に進入。フリーで放ったシュートはバーに直撃。千載一遇のチャンスを外し、思わず天を仰ぐDF7小峰だった。

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▽第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選
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