得点を喜びあう多摩大目黒の選手たち

 そんな中、多摩大目黒がスコアを動かす。前半12分、前線のポストプレーからの落としを、MF18中村朗莞(3年)が浮き球をダイレクトでドライブシュートを沈めて先制点。

 幸先良くスタートした多摩大目黒は、前線のハードワークで成立学園を押し込んでいくも、その後は追加点を奪えず前半を1-0で折り返す。

 早い時間帯で同点に追いつきたい成立学園だったが、粘り強い守備でしっかり中央部を締めた多摩大目黒を崩せず時間だけが経過していく。一方、多摩大目黒は、守備陣が最後まで集中力を発揮し、1-0で逃げ切り見事に準々決勝進出を決めた。

(文・写真=田原豊)

▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選