さらに都立東久留米総合は58分、華麗なターンで相手を置き去りにしたMF11城地真翔(3年)が強烈ショットを打ち込む。惜しくもクロスバーに弾かれたとはいえ、観衆がどよめくほどの好プレーはゲームの流れを引き寄せ、61分にもMF市原が相手GKとの1対1という絶好機を掴んだ。
優勢になってからの都立東久留米総合は果敢に攻め、ボールを失ってからも素早い攻守の切り替えで即時奪回。チャンスを仕留めきれず追加点は奪えなかったが、終盤は堅守で逃げ切るなど最後まで秀逸なゲーム運びを見せた。
スコア以上に充実した盤石のゲーム内容で、したたかな都立東久留米総合が関東一に1-0で完封勝利。準々決勝に駒を進めた。
(文・写真=志水麗鑑)
▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選