履正社vs阪南大高(写真=会田健司)

 流れが悪いながらも前半を無失点で凌いだ履正社は、後半からMF26桐畑優由介(3年)を投入。桐畑は前線から積極的に追い回し守備のスイッチを入れると、FW7河野朔也(3年)も前線で身体を張って起点を作る。44分には河野のキープから桐畑がカットインシュート。これが相手に当たってCKになると、このCKにドンピシャのタイミングで走り込んだDF20伊藤大成(2年)がヘディングシュートを叩きつけネットを揺らした。

 先制に成功した履正社はさらに69分、高い位置でボールを奪うと、河野のスルーパスからMF10阿羅夕雅(3年)が右足で狙う。するとこのシュートが相手DFのハンドを誘いPKを獲得。このPKを河野が沈めリードを2点に広げた。

 追い込まれた阪南大高も77分にDF3中谷唯斗(3年)のゴールで1点を返し、食い下がる。それでも阪南大高の反撃を1点で凌いだ履正社が逃げ切りに成功。2-1で勝利し準決勝に進出した。

(文・写真=会田健司)

▽第102回全国高校サッカー選手権大阪予選
第102回全国高校サッカー選手権大阪予選