U-20関東大学選抜GKデューフ・エマニエル凛太朗(写真=松尾祐希)

 0-0で折り返した後半、関東大学選抜はメンバーを3名変更。GK佐藤、小池直矢、松永を下げて、GKデューフ・エマニエル凛太朗、CB桑子流空、FW高足善を投入して活性化を図る。すると、後半10分に井野の左CKから桑子がヘディングでゴールを狙う。以降は相手に攻め込まれる場面もあったが、アグレッシブな姿勢を崩さずにボールを前に運んでいく。

 だが、ゴールは奪えず、大会規定でPK戦へ突入する。先攻のU-20関東大学選抜は相手の1本目をGKデューフがストップ。流れを引き寄せると、キッカーは5人全員が成功して凱歌をあげた。

 チームを率いる佐藤健監督は「関東大学リーグ戦は(先週を最後に)中断をして、彼らはちょっと2、3日だけ休みをとって今大会に来ていたので、(コンディションに)注意しながらプレーをしていました。昨日、一昨日しかない練習の中で彼らは初めて顔を合わせています」と難しい状況下でのプレーだったことを認めつつ、「関東選抜としてこの大会に呼んでいただけたことはすごく光栄」と関係者に感謝の気持ちを伝えた。

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