日立一の佐藤佑輔監督は「やっている事は間違っていないから自分たちを信じていこう。あとは右サイドから攻めていこう」とハーフタイムに指示。

 試合が動いたのはその右サイドから。53分、日立一は右サイドで得たスローインをロングスロー。そのボールをゴール前でMF小野寺翔(3年)がシュート。DFに当たりそのこぼれ球を佐久間駿喜が反応し、押し込みゴールネットを揺らす。「均衡していて先制点が欲しい取れて良かった」という佐久間のゴールで先制点を獲得した。

 何とか追いつきたい佐和だったが、日立一の守備を崩すことができずにいると、日立一に追加点。後半途中から右サイドに入ったDF鈴木唯斗(2年)がGKの頭上を越す見事なゴールで2-0とし、試合はそのまま終了した。

 勝利した日立一の佐藤監督は「初戦は難しくて、それでも粘り強く戦ってくれて、まずは勝ててほっとしています。本当に選手が頑張ってくれました」と選手たちを労った。

 また、先制ゴールを決めた佐久間は「一つ一つ勝ちを積み上げて頂点までいけるように頑張ります」と意気込みを語ってくれた。

 日立一は10月21日に5回戦で中央に4-0で勝利し勝ち上がってきた、第一学院とベスト8の座をかけて対戦する

(文・写真=古部亮)

▽第102回全国高校サッカー選手権茨城予選
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