静岡学園MF10高田優(3年)
しかし前半21分、浜松開誠館はDF2岩崎総汰が負傷し交代を余儀なくされてしまう。静岡学園のキーマンであるMF高田優をマークしていた岩崎がピッチを離れたことで、静岡学園がここから徐々にボール保持率を上げ、押し込む時間帯が続く。それでも浜松開誠館は、守備で耐える時間が続くなか、集中力を切らさず中央を絞りサイドへ追い込む。
浜松開誠館がGK12戸塚陸のファインセーブもあり、無失点で切り抜けた試合はスコアレスでハーフタイムへ。
後半も主導権は静岡学園。41分には右からのクロスにMF15宮嵜隆之介がヘディングシュート。前半はサイド攻撃を主体としていた静岡学園は、後半50分にも中盤でMF7庄大空がワンツーからミドルシュートを打つなど、中央からも崩しに掛かり押し込む。
川口修監督が「前半は左サイドが機能していなかったので、FW7庄大空を左でプレーさせて、これが機能した」と振り返ったように、本来は右サイドを得意としている庄を左に置いたことで攻撃を活性化させた。
▽第102回全国高校サッカー選手権静岡予選
第102回全国高校サッカー選手権静岡予選