3点目を決めた米子北DF藤原壮志朗

 先制ゴールについて中村真吾監督がこんな説明をした。

 「(選手が)スリッピーなグラウンドだと話していたので、事故を起こしたくなかったが(逆にうちが相手のミスを)しっかり狙ってくれた」

 前半14分、MF城田利恩(3年)が敵の守備ラインの裏にパス。飛び出したGKがこのボールをクリアミスすると、愛須が抜け目なく奪取して無人のゴールに左足で流し込んだのだ。ヒーローは「キーパーが出てきてゴールが空いていたので、冷静に決められました」と喜ぶ。

 この4分後にMF上原颯太(3年)の得点をアシストすると、CB藤原壮志朗(3年)のゴールで3-0となっていた後半33分には、上原の右クロスを胸で巧みにトラップし、今度は右足で決めた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権