北海 vs 大手前高松

 両チームとも5人ずつがすべて成功し、明暗を分けたのは6人目だ。北海が決め、大手前高松は止められる。勝利の立役者となった北海のGK1小野寺信(3年)はPK戦について「あまり得意ではないです」と打ち明けつつ、こう続けた。

 「特に緊張せず、PK戦に臨めました。意識していたのは”自分の世界に引き込むこと”と、“相手をしっかり見て、(跳ぶ方向を決めたら)思いきって跳ぶこと”。スタンドからたくさんの人たちが応援してくれたので、すごく力になりました」

 緊迫のPK戦を6対5で制した北海は、同じくPK戦によって勝ち上がった名古屋(愛知)と12月31日、2回戦で激突する。

(文・写真=小室功)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権