昌平は初の4強を逃す(写真=矢島公彦)

 プレミアリーグ同士の対戦となった試合は4‐0で青森山田が完封勝利をおさめ、準決勝進出を決めた。

 「前半の入りかたが良く、いい形で点が取れ、我々がやりやすい試合展開となった」と青森山田・正木昌宣監督。また「ことしのストロングポイントとして 芝田のキックの精度から1年通して、ゴールが生まれている」と話すよう4点中、3点がセットプレー。特に自身のゴールとともに全得点に絡んだMF10芝田は圧巻の出来と言える。とともに、昌平相手に前半4分で2得点できたことが勝敗の趨勢を決めた。

 「昌平が2トップできたので、中盤で勝負というより、『前半からバチバチやろうよ』というメッセージかなと考えていた。立ち上がり、10分、15分で押されることなく、逆に押し返したことでちょっとネガティブな形で相手にボールを持たせたかったイメージで選手を送り出した(正木監督)」と狙い通り、思惑通りのゲーム運びとなった。

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