U-16神奈川県選抜 vs U-16東京高体連選抜
ハーフタイムでは1点先行のU-16神奈川県選抜・加藤健太郎監督(足柄)は「前半、ゼロで折り返せたのは素晴らしい。後半も全員で体を張って守ろう」と選手を送り出せば、前半のシュート数がわずか1本に終わったU-16東京高体連選抜・亀田雄人監督(駒澤)は「試合中、選手同士の会話が足りない。この試合を自分たちでどうしたいのかをまずは考えよう。また同じ形からやられているので、もっと前からいこう」と指示を出し、後半の巻き返しを図った。
両チーム、交代選手を投入するなか、後半、攻勢に出たのはU-16東京高体連選抜。後半5分、FKのチャンス。キッカーDF5澤田琉偉(修得)から、ゴール前の混戦のなか、FW18井出琉人(関東一)が決め、同点ゴール。さらに13分、FKのチャンス。キッカーを務めたMF6宮崎大翔(関東一)が直接決め、2-1で逆転。ハーフタイムの指示が効いたのか、ボールの奪い方、奪う位置、さらに奪ってからの展開に迷いがなくなった印象だ。
3点目を決めたいU-16東京高体連選抜は28分、ペナルティエリアやや正面からフリーキックのシーン。キッカーMF9水谷良吾(大成)の放ったボールは枠をとらえたが、ここはGK12波木井陽夏(法政二)の横っ飛びセーブに阻まれた。さらに35分、FW11岩井優太(駒澤)のシュートは再びGK12波木井に防がれ、追加点とはならなかった。試合はU-16東京高体連選抜が2‐1で逆転勝ちし、雨中決戦を制した。