都立狛江 vs 東農大一

 守勢の狛江。強度の高い守備とともに攻撃ではスペースを巧みに突き、カウンターを繰り出すも精度を欠いた。

 1-0で折り返したハーフタイムで後半に向け「次の1点が大事」と伝えた東京農大一の石川創人監督。

 前半を踏まえ「強度は出ているが、クオリティはまだ出せていない。攻撃はシンプルに」と指示を出し、選手を送り出した。

 後半、一進一退の展開のなか、21分に狛江FW9秋山颯(2年) が投入されると戦局が一変。前線にタメができたことで攻撃に彩りが出た。さらにキャプテンマークを巻いたMF21新田有琉(2 年)のドリブル突破やプレイスキックからチャンスを演出。時間の経過とともに攻撃に厚みを増す狛江だったが、最後の質を欠き試合は東京農大一が辛くも1‐0で準決勝進出を決めた。

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▽令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)
令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)