PK戦を制して喜ぶ仙台育英(写真＝小林健志)

　仙台育英城福敬監督は「苦しかったです。攻め込まれたり、先制点を奪われたり。それでも最後まで諦めないでみんなで点を取りに行こうとしたのがああいう形で出ました」と土壇場でループシュートでの同点劇やPK戦での勝利ができたことに安堵していた。PK戦を任せた築山は「3年間やってきてPKに対する度胸がありました」と評価すると共に、前後半90分ほとんどをプレーした1年の小川に対しても「ファインセーブが多かったです。今日はGK2人がヒーローですね」と出場した2人それぞれを城福監督は評価していた。

　先発出場の小川は「PKまで行ったら信頼している築山君がいると思っていました。1失点しましたが、僕が止めればあとは頼君が止めてくれると思っていました」と先輩築山への信頼は大きかったようだ。PKストッパーの築山は「自分たちの代はプリンスリーグ東北を戦えませんでしたが、後輩たちのために戦いました。プリンスでの戦いを選手権につなげてほしいですね」と後輩たちへの期待を語った。来季をプリンスリーグ東北で戦えることになった小川は「プリンスだけじゃなくて育英が目指すのはプレミアリーグです。良い成績を残して来年チャレンジしたいですね」と、プリンスリーグ東北で上位に入り、プレミアリーグ参入まで見据えて意気込んでいた。

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