大分鶴崎 vs 東海大福岡

 2点を追う大分鶴崎は、後半から球際の強度をより高めて反撃を狙い相手陣内でプレーする時間を増やしていくが、ゴール前で精度を欠くシーンが続く。攻めながらも得点が奪えず焦りの見せる大分鶴崎に対し、東海大福岡は耐えて守りながらカウンターを狙い、ここから試合はせめぎ合うような時間が続いていく。

 大分鶴崎が東海大福岡の守備をこじ開けるか、東海大福岡が勝負を決めるゴールを奪うか。一進一退の時間が続く後半、勝負所を先につかんだのは東海大福岡だった。攻める大分鶴崎の裏を突くカウンターから77分に大嵩翔史が決定打となる3点目を奪取。

 このゴールで試合をほぼ決定付けた東海大福岡は、80分にも3点目同様に中島彗のパスから、交代出場の池田蒼音がダメ押しとなる4点目。絶望的な展開の中でまずは何とか1点を返そうとする大分鶴崎は85分にゴール前で決定的なシュートを放つものの、ここは東海大福岡GK原口匠未がビッグセーブ。試合はそのまま、最後まで集中を失わなかった東海大福岡が4-0で大分鶴崎に快勝し終了した。

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