国見 vs 龍谷

 後半から光安佑斗と投入し、選手の立ち位置を変えてスタートする佐賀龍谷。これにより中盤の密度が増し、セカンドボールを回収する時間を徐々に増やすことに成功するが、その代償で前線の人数が減少したため攻撃面の効果は今一つ。

 一方の国見も前線にクサビとなるボールが入らず追加点を奪えなかったものの、66分に中盤でインターセプトした原田がボールを持ち上がり、最後はエース中山葵が押し込み2-0。

 岡本を中盤に下げてゲームメイクし、前線に選手を投入して1点を狙いにいく佐賀龍谷は、69分にゴール前で決定機を迎えるが、国見はGK松本優星がワンハンドセーブ。その後も堅守を崩さない国見が佐賀龍谷の攻撃を防ぎきり2-0で試合終了した。

 佐賀龍谷は展開に応じて様々な手を打ち、選手たちもそれに対応したが、どれも絶対的な形にならなかったのは反省材料だろう。特に立ち上がりの裏を狙うボールが単調だった点は残念だった。後半から見せた運動量とスキルを前半から出せれば展開は違っていたかもしれない。

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