第93回全国高校サッカー選手権大会2回戦、味の素フィールド西が丘では茨城代表の第一学院と京都代表の京都橘が対戦。前々回準優勝、前回4強入りの強豪京都橘に、初出場の第一学院がどう挑むか。
序盤は初出場の第一学院がペースを握る。12分、木原英勲がこのゲームのファーストシュートを放つと、16分にはまたも木原が頭で、18分には原田大雅がミドルでと立て続けに京都橘ゴールを脅かす。
ここは京都橘のブロックなどもあり得点に至らず、結局前半は0対0、スコアレスのまま折り返す。
後半に入ると京都橘が徐々にその強豪の圧力を見せつけてくる。ボールを持つ時間が増え、第一学院ゴールを脅かす時間が増える。
そしてついに試合が動く。
後半16分、中野克哉が左サイドへと抜け出すと、そのままドリブルを仕掛け攻め込みシュート。ボールはネットを揺らし、京都橘が先制。我慢の末、欲しかった先制点を手に入れたことで、京都橘に余裕が見え始める。
そして後半34分、ハーフライン手前からのFKに岩崎悠人が走り込み中央へ折り返す。これに反応した堤原翼がゴールへ突き刺し追加点を得る。さらに終了間際の後半40分には交代で入った前川太一がダメ押しとなる3点目を決め、京都橘が3対0と貫録の完勝。第一学院を下し3回戦進出を決めた。
3回戦は翌3日、國學院久我山(東京A)と対戦することが決まっている。