年が明け、第93回全国高校サッカー選手権大会も大会3日目、2回戦に入りますますヒートアップ。NACK5スタジアム大宮では北海道代表北海道大谷室蘭と大阪代表履正社が激突した。

 まず試合のペースを握ったのは北海道大谷室蘭。立ち上がりから押し気味に試合を進め、8分、中島洸がPA内からシュートを放つ。これは履正社のGK安川魁がセーブを見せる。チームの守護神のいつもと変わらぬ頼もしい姿に後押しされたか、その後試合は徐々に履正社ペースに。しかし両者決め手を欠き、スコアレスで前半を終える。

 後半に入ってお互いにチャンスを作るもゴールが遠い。
 15分、北海道大谷室蘭はPA内から松井勇弥がシュートを放つもシュートはゴールを捉えられず。25分には履正社、滝本高志がこちらもPA内からゴールを狙うが北海道大谷室蘭GK引間雄大に掻き出されネットを揺らすことは出来ず。
 結局両者譲らず、スコアレスでPK戦へと突入することとなる。

 そのPK戦と言えば、前回大会、3回戦で2本のPKを止めチームのベスト8入りに貢献したのが履正社守護神・安川。この対戦でも北海道大谷室蘭2人目のシュートをストップ。キッカー陣もしっかり5人全員が決め、履正社が3回戦進出を決めた。
 守護神の活躍でPK戦を制した履正社、次の相手は大分代表の中津東だ。