30日に開幕を迎えた第93回全国高校サッカー選手権大会は年明け2日、各地で2回戦が行われた。
この日は開幕前から注目を集めていたカード、前橋育英と初芝橋本の対戦。
鈴木徳真、渡邉凌磨を筆頭に全国屈指のタレントをそろえる優勝候補・前橋育英に対し、注目のGK・立川小太郎を擁する初芝橋本も存在感は十分。強豪校同士の意地とプライドのぶつかり合いの行方はやはり見ごたえのある試合となった。
前半からお互いに激しく攻撃を仕掛けていくが両者ともゴールが遠く、スコアレスのまま前半を終了する。
試合が動いたのは後半27分だった。前橋育英は左からのCKを渡邉が蹴る。これをDF・宮本鉄平がヘディングであわせシュート。ボールはネットを揺らし前橋育英が先制点を奪う。
その後、追いつきたい初芝橋本は猛攻を仕掛けるが、前橋育英も高い集中力でそれに応える。結局ゴールを割ることは出来ず、試合終了。前橋育英が1対0で初戦を突破。総体4強入りを果たしたチームは、それ以上の成績を目指し力強くスタートを切った。次は山梨学院高等学校(山梨)とベスト8入りをかけて対戦する。