東京勢対決は帝京に軍配

 いい流れで試合を進めていた前半8分、1トップの渡部詠(2年)が決めて先制。守っては厳しい当たりと抜け目のないカバーリングを続け、帝京に決定的なシーンをつくらせなかった。

 32分には岩崎がドリブルでペナルティーエリアに進出すると、相手DFに倒されてPKを獲得。これをCB岸誉道(2年)がゴール左隅に流し込んで2点を先行する優位な立場に立った。

 帝京は左MF久保恵音と右MF杉岡侑樹(ともに1年)が、サイドから持ち上がってチャンスをうかがったが、1トップの宮本周征(1年)に生きたボールを供給できず、前半はほとんど得点機会をつくれないまま終了した。

 後半に入ると帝京は4バックの両SBを入れ替え、さらに攻撃担当の2人も代えて不利な戦況打開を図った。いくらかリズムが出てきた12分、MF小林爽人(1年)がフリーの状態から好シュートを放ったが、DFにブロックされた。この試合、最初の決定的なシュートだった。

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