仙台育英だが、昨年からボランチのレギュラーとしてプレーし、今年は攻守の要として期待されていたMF黒葛原結天(2年)が、大会1週間前の練習試合での脳しんとうのアクシデントにより今大会欠場となった。城福敬監督は「彼がいなかったのは大きかった」と黒葛原を軸としたチームづくりを進めてきただけに、影響が大きかったと語る。前半は守備の時間が長くなったが、後半はクロスによる攻撃も出せた。「やろうとしていることは後半は見えました。ゴール前での決定力が必要で、課題はハッキリ見えました」と城福監督は黒葛原不在ながらも、今できることをやろうとした選手たちを評価し、今後の修正ポイントを見いだしていた。

(文・写真=小林健志)

▽第23回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第23回東北高等学校新人サッカー選手権大会