神村学園 vs 国見
しかし、ここから試合の流れが一転する。徐々に相手に押し込まれる時間帯が増えると、後半は相手の勢いに飲まれてしまう。
「結構、後半からメンバーを変えたりしたんですけど、途中から入った選手がプレッシャーを受けてしまい、先制点を奪った後の戦い方も本当にリスクを負わないような形になった。判断をしないサッカーになったので、反省ばかり」
木藤健太監督が振り返った通り、後半は相手をリスペクトしすぎるが故に積極的にプレスをかけられなくなる。「ボールを回収して攻撃につなげる。守備から攻撃に移る。そのところで少しバタついた」と指摘した指揮官の言葉通り、中盤でボールを失い、ロストしても取り返すことができない。30分ハーフという通常よりも短い試合時間ながらも足が止まり、終盤は何度も相手に決定機を作られた。なんとか、キャプテン・GK松本優星(2年)の好セーブで凌いで1-0で勝利を手にしたが、試合運びに課題を残した。
国見は初日の2試合を2連勝で終えて首位。一方の神村学園は1勝1敗の2位。上位2チームに与えられる決勝トーナメント進出を懸け、18日の試合で国見は宜野湾、神村学園は同じく1勝1敗の中津東と対戦する。
(文・写真=松尾祐希)
▽第45回九州高校U17サッカー大会
第45回九州高校U17サッカー大会