鵬翔イレブン
前半7分には右サイドから入れたDF16元木漣(1年)のロングスローをニアですらして、山中がヘディングシュート。12分には左から入れた元木のロングスローを飯塚のGK12小松恍士(1年)が弾くと、こぼれ球をMF8福地星天(2年)がボレーで狙ったが、得点には至らない。立ち上がりの飯塚は鵬翔のパワーに押し込まれる場面が続いたが、14分には右CKを獲得。ファーでDF2木下宗祐(1年)が競ったボールはGKに阻まれたが、こぼれ球をMF17大橋翔太(1年)が頭で押し込み、均衡を崩した。
この試合の飯塚は勝てば準々決勝と準決勝の2試合を行なう明日を見据えて、選手全員が均等にピッチに立てるよう出場時間をコントロール。「全員を上手く使いながら、引き分け以上を狙っていた」と中辻喜敬監督は振り返る。前半のうちに先制したのは及第点以上の試合内容。ハーフタイムには予定通り、一気に5選手を入れ替えたが、後半に入ると機能が低下していく。
「前半から出ていた選手と後半から入ってきた選手で上手くコミュニケーションが取れなくてズレが生じていた。攻撃に上手く繋げられなかったし、守備でもコミュニケーションが取れなくなっていった」。そう口にするのは松尾だ。
▽第45回九州高校U17サッカー大会
第45回九州高校U17サッカー大会