福大若葉イレブン
勝点2の佐賀東を勝点1差で追う福大若葉、長崎日大の両者は予選突破のために勝利は必須。そうした状況下でキックオフを迎えた一戦は立ち上がりから互いに慎重にゲームを進めていく。その中で長崎日大は中盤で相手のパス回しを潰し、サイドをうまく使いながら敵陣に入り込んだ。しかし、決定打を繰り出せずにいると、徐々に福大若葉のパワーとスピードに屈してピンチを招く場面が増える。すると、前半20分。CKの流れからこぼれ球を拾われ、MF遠藤慎斗(1年)にゴール前へボールを入れられてしまう。GKの山本章介(2年)がファンブルすると、こぼれ球を山方翔大(1年)に押し込まれて先制点を許した。
以降も相手に押され、前半は0-1で終了。迎えた後半も挽回できず、運動量も低下。なかなか決定機を作れずにいると、13分に再び山方にネットを揺らされてリードを広げられた。アディショルタイムにも途中出場のFW滑石蓮二(2年)に加点され、終わってみれば0-3で敗北。同時刻に行われた一戦で佐賀東が鹿児島城西を2-0で下したため、両チームとも敗退となったが、試合後に長崎日大の坂本信行監督は「ミス絡みで失点したことがもったいなかった」と先制点のシーンを悔やんだ。
▽第45回九州高校U17サッカー大会
第45回九州高校U17サッカー大会