大津 vs 日章学園
その後も攻撃の手を緩めず、山下と嶋本を中心に決定機を創出。184cmの大型ボランチ・兼松将(2年)も3列目から攻撃に関わり、分厚い攻めで相手に付け入る隙を与えない。高校選抜から昨晩に合流したばかりの相手エース・高岡伶楓(3年)も封じ込め、良い形でボールを受けさせずにピンチの芽を未然に潰した。すると、26分に嶋本が加点。相手GKが一歩も動けないミドルシュートを鮮やかに決め、さらにリードを広げた。勢いが止まらない大津は終了間際の35分にも嶋本がクロスボールのこぼれ球を右足で押し込み、前半だけでハットトリックを達成。この活躍ぶりには大津の山城監督も目を細めた。
「準々決勝の飯塚戦でも違いを作ってはいるけど、得点がなかった。そこを指摘しないといけないなって思っていたら、この試合で3ゴール取ってくれた。本人にとって良いきっかけになってくれたら」
▽第45回九州高校U17サッカー大会
第45回九州高校U17サッカー大会