大分 vs 常翔学園

 大分は7分にFW5川野迅翔(新3年)のスルーパスでFW92原田航輝(新3年)が抜け出しゴールに迫るなど、順調な滑り出しを見せた。しかし、時間の経過とともに常翔学園の人数を掛ける守備に囲まれてボールを奪われるシーンが増加し、試合は膠着状態に。

 それでも25分、左サイドで得たFKから川野が鋭いボールを供給すると、ニアでDF99佐藤羚矢(新3年)が合わせる。このシュートはポストに弾かれたものの、跳ね返りをDF91秦碧空が押し込み先制点を奪取した。

 1点リードで後半を迎えた大分は、35分にロングスローから常翔学園に決定機を作られたが、ここを何とか凌ぐ。すると38分、ボックス深くまで切り込んだFW31松岡裕太が折り返したところをMF100河野陽己が蹴り込み貴重な追加点。リードを2点に広げた大分は、その後の常翔学園の反撃をかわし、無失点のままゲームを締めくくった。

 これで優勝に王手をかけた大分は、あす28日に行われる決勝戦で東京成徳大深谷(埼玉)と対戦する。

(文・写真=会田健司)

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