履正社FW9兼原然は4ゴールの活躍

 履正社は後半に入っても玉山が左サイドでキレキレの突破をみせる。48分には左から切り込んで狙い澄ましたコントロールショットをねじ込むと、57分に兼原のゴールをお膳立て。8-0とさらにリードを広げた。

 大量失点をくらった高津。しかし、格上を相手に最後まで怯んだ姿は見せない。失点のほとんどがノーチャンスだったGK1髙橋誇生(3年)は際どいシュートにファインセーブを連発。球際でファイトを続けた高津イレブンは、勇敢にパスサッカーにチャレンジした。試合終盤には、相手のCKを拾って高速カウンターを仕掛け、結果的にこれはオフサイドとなってしまったが、ゴールを目指す姿勢は最後まで崩さず見せ場を作った。

 終盤、意地を見せた高津に対し、履正社もこれ以上の加点は出来ず。結局スコアは変わらず、8-0のまま履正社が勝利した。初戦を突破した履正社は、玉山の活躍によって高校選抜で10番を背負ったMF10木村有磨(3年)の温存に成功。さらに4ゴールを決めた背番号9にも弾みがつきそうだ。

 履正社は26日に行われる中央トーナメント2回戦でアサンプションと対戦する。

 (文・写真=会田健司)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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