U-17日本高校選抜イレブン

 0‐0で折り返した後半。やや鹿島ユースが優勢に試合を進める。4、14分とFW30島田ビクトルゆうぞがチャンスを作ると、15分、コーナーキックではDF29土橋竜之介がヘッドと惜しいシーン。

 一方、24分にはU-17日本高校選抜MF10木村有磨(履正社)がカウンターから抜け出すが惜しくもシュートは枠外となった。

 無得点が続くなか、迎えた30分、鹿島ユース、コーナーキックのシーンから最後はモンテギュー国際大会に臨むU-16日本代表メンバーにも選出された逸材の中学3年生のMF40吉田湊海(FC多摩ジュニアユース→鹿島ユース)が右足で振りぬき、見事に先制。この日も吉田は、中盤での攻守の切り替え、1対1の強さと広い視野から繰り出される配球でチームを攻守で支え続け、本領を発揮。そのご褒美が、この得点につながったといえる。

 追いつきたいU-17日本高校選抜は35分、CKからMF21新垣陽盛(神村学園)のヘッドはあとわずか。40分、FW9大石修斗(鹿児島城西)がゴールに迫ったが一歩及ばず。試合は鹿島ユースが1‐0でU-17日本高校選抜に競り勝ち、白星スタートとなった。

       

(文・写真=佐藤亮太) 

▽第6回 J-VILLAGE CUP U18
第6回 J-VILLAGE CUP U18