しかし、八城修監督は気を引き締める。「前期はかなり取りこぼした。4引き分けですけど、帝京戦は2-0から追い付かれ、前期の栃木SC戦はシュートをほとんど撃たれていないのに、自分たちのミスとセットプレーから失点して敗れている。勝つべきところ、決めるべきところを決めていればもっと上位にいたかもしれない。そういう勝負強さがあるチームにはなりきれていない」

 後半戦は7試合。1つの取りこぼしが致命傷になる。プリンスリーグ関東1部に昇格して1年目。現実的な目標として参入プレーオフ行きが見えつつあり、「今年の最大の目標は参入戦にいくこと」と言い切った指揮官のもとで桐蔭学園はさらなる成長と成果を目指して走り続ける。

(文・写真=松尾祐希)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関東1部
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 関東1部