試合は序盤から前橋育英BのMF26田村裕希、FW11中村太一らが中央に分厚く圧をかけ桐光学園の守備陣が中へ吊り出されて空いた右サイドのスペースにボールを供給するとDF30坪井蒼季がゴール前に絶妙のクロスを送り決定機を演出する。しかし、桐光学園もDF2杉野太一とDF4青谷舜が身体を張って跳ね返しゴールを割らせない。更に中盤のMF13五十嵐翔とMF14山田瑠偉のポジションを入れ替えるなど軌道修正を図り、前橋育英Bの攻勢を切り抜け前半を無失点で凌ぐ。

 サイドが変わった後半、桐光学園は立ち上がりから積極的に前へ出ると51分には左サイドのDF5陶山響のクロスを山田がファーで合わせるがこれは惜しくもサイドネット。直後にも左サイドを崩した陶山の折り返しを山田がダイレクトで合わせにいくが、ここは相手DFが身体を張り得点とはならない。

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